狩りについて
もし獲物(!)を捕らえて、親であるあなたの所に持ってきたらほめてあげないと傷つきます。それは母ネコであるあなたに、じょうずに狩りが出来た事を報告に来ているのです。
我が家は完全室内飼いなので、幸いにして「獲物」を持ってこられたことはありません。
爪について
獲物にしっかり食い込み、保持する為のカタチです。先端は鉤形で普段は引っ込めていますが、攻撃する時は外に出ます。仲の良い猫同士が興奮して喧嘩しているようでも、爪が出ていなければただのじゃれあいだと分かります。
爪は常に伸び続けている為、伸びすぎると不都合が起きます。そのため、爪をなにかに引っかけてガリガリやります。これをすることによって爪の外側がはがれ、その下にできている新しい爪を露出させることができます。これが爪とぎです。
また、爪の近辺には臭腺があるので、なわばりにニオイを残す目的の時もあります。
ちなみに生まれたばかりの頃は爪を引っ込められません。
爪とぎ器
爪とぎはカラダを伸ばしておこなえる高さ・長さのものがのぞましいです。立てるタイプなら全身をいっぱいに伸ばして立てる高さのものを。素材ははダンボール、じゅうたん生地、木製などいろいろ。我が家は天井まで届く麻巻きタワーを使用しています。上下運動もできるので喜んで使っています。
ソファー等家具に爪とぎしてしまう場合は、本能の行為を禁止することはムリなので、より魅力的な爪とぎ器を用意し、対象を変えることで対処します。
爪とぎを不本意な場所ではじめたら、すぐ爪とぎ器につれていきます。前足のつめを爪とぎ器にひっかけてあげ、動作を教えてあげます。
なにかに喜ぶと爪を研ぐ習慣の子もいるので、遊んだり・ほめたりした後で爪とぎできるものを差し出して爪とぎ器に慣れさせると、上手くしつけられる場合もあります。
キレイ好き
猫は獲物をまちぶせるタイプのハンターなので、自分の存在を相手に気づかれてはいけませんでした。なので、カラダを舐めて常に清潔に保ち、体臭が無いようにしています。これは人間と室内で生活する上でも、とてもありがたい事ですね。同様の理由から、トイレの後は砂で埋めて隠します。ちなみに私の小物も隠します。
ハンター
前足と爪で弱らせ、首の急所に噛み付いて止めを刺すという、完成された狩りのスタイル。弱らせるのは反撃されて顔を攻撃されるリスクを減らすためです。口と唇に生えているひげが敵の急所を正確に察知し、的確にとどめを刺すのです。
新しいおもちゃには必要以上と感じるくらい最初は慎重なのも、安全と過信せず、前足で軽くたたいて反応を調べ、相手をみきわめるという習性から。
可愛らしくて逞しい、生まれながらのハンターです。
眠りについて
睡眠時間
猫は本来野生の肉食獣です。短時間に集中して狩りをし、活動していない時は体力温存の為眠っています。そういう体内時計で動いていたため、。現代の猫も一日の約2/3は寝るのが普通です。
眠りの種類
うたた寝と深い眠りの2種があります。
多くの時間はうたた寝なので、耳は音にビクッと反応します。
深い眠りの時は人と同じ脳波が出ています。夢も見るので、たまに熟睡しながらカラダがピクピク動いているときがあります。
暑いとき、寒いときそれぞれ居眠りに最適な場所さがしがうまいです。
むれとなわばりについて
安心感
ねこは1匹で生きていく生き物なので、犬とちがい群をつくらず、リーダーに服従しません。ただ、親を1人決めてその人には特別に甘えます。
自分にしか甘えない猫は、とてもかわいいものです。
単独で狩りをする動物なので、なわばりの確保は本能として安心のために不可欠。自分のニオイがする範囲なら狭くても満足します。マンションの場合でも、1匹あたり1部屋くらいの広さで十分です。幼いころから室内で飼えば、外に出たいとは思いません。というか外に出そうとすると怯えて大変です。我が家ではいやがる彼らを動物病院につれていくのが1大イベントです。
引越し
なわばりが変化することを嫌うので、引越しは好ましくありません。引越した場合、半年間も落ち着かない状態になることも。
自分の安心できるなわばりを、心理的安定の基盤に置いているため、引越ししてすぐに外に出すと、もとの縄張りに戻ってしまうこともあります。引っ越し直後はしばらくは外に出さないようにしましょう。数日間は一つの部屋で暮させてなじませます。以前のトイレはニオイで安心の元となるので、ケースは変えず、砂も少し残しておくと慣れるのが早いです。
かわいい理由
目が大きい
猫の数だけ理由もあると思います。が、一般的な理由として言われていることのひとつに、目が大きい事があげられます。顔の面積と眼の大きさを比較した場合、その比率は哺乳類の中でネコが一番大きいそうです。
親子関係
からだの大きさが手ごろで、ちょうど人間の赤ん坊を抱くのに近いです。大きさだけでなく、飼い主を親だとおもって慕ってきます。猫は生涯子猫の気分を持ち続けます。特に去勢したオス猫はその傾向が強いです。
その他
外観の可愛らしさ、毛の暖かく柔らかい感触、人と愛情を通わせることが出来、かつ野性的で独立心を強く持ち続けている点など。猫を愛すべき理由は数え上げたらきりがありません。
言う事を聞かない
猫はほどんど言う事を聞きません。でもむしろそこがいいですね。ねこを服従させ、思い通りのペットにしようとするのはナンセンスの極みです。その自由さ、わがままさは猫が単独狩猟動物として長年培った種族としての性格ですので、決して変わりません。我が家では、猫が言う事を聞かないとむしろ嬉しくなってしまう今日この頃です。
猫の人格をまず、尊重しましょう。そうすればねこもあなたを尊重してくれます(多分)
マタタビ好き?
猫はマタタビに興奮すると昔からいわれています。でも子猫やメスは興味を示さないことも多いようです。かなり個体差に影響されます。
マタタビはサルナシ科のツル性の植物で、成分のマタタビ酸、アクチニジンに猫は反応すると言われています。
マタタビが効く猫は10分ほど興奮状態になり、体をやたらすりつけたり、恍惚としたりします。
ショップでは乾燥した枝、実の粉末の状態で売られていて、食欲がないときなどエサにかけたり、爪とぎ器にかけておく、などの用途があります。
多用は猫のカラダに負担なる場合があります。食事に混ぜる場合は一つまみ程度に止めること。回数も多くても週に3程度にとどめ、乱用は避けましょう。
また、老猫や、心臓・呼吸器が弱い猫には負担が大きいため与えないようにして下さい。
帰巣本能
国内では2週間かけて267km以上を歩いて帰った記録があるそうです。太陽の位置で時間を感知する体内時計があるとも、地球の磁場に反応する体内磁石があるとも言われています。引越ししても、落ち着くまでは部屋の外にださないほうがいいようです。
その他習性
隠れる
猫は暗いところ、狭いところ、袋や箱など、他から見つからないところが大好きです。
また、猫は自分から見えなければ、相手からも見えていないと思い込んでいるフシがあります。
上半身だけ穴に入ってお尻がドーンと出ていても隠れたつもりでいるようです。
行動範囲がひろく、狭いところも入れるねこは思いがけないところを通るため、首輪は力が加わると外れるタイプにして下さい。ひっかかって釣られることもある為です。
しらばっくれる
都合が悪くなると顔をそらしたり、目を閉じてしらんぷり。見えなければ無い事と同様になる、と考えているらしいです。
笑う?
口蓋にあるヤコブソン器官でにおいを味わう事ができ、鼻、もしくは口半開きで空気とともににおいを取り込む。この時の表情はしかめっつらというか、笑っているというか。これはフレーメン反応と言われています。マーキングのにおいは鼻ではなくこのヤコブソン器官で読み取っています。
注目を求める
新聞や本を広げたときに限って、目の前にやって来てまさに今読んでいる本の上に乗ってくる。自分だけに注目して欲しいためです。どけるとかまってもらえたと思い、むしろ喜んだりしているようです。
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