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寒くなって来ました、猫風邪要注意

猫の健康のこと: 2019/11/14

こんにちは、ねこ生活アドバイザーのかばきみなこです。

 

いよいよ季節は秋か冬に向かいます。

人間同様、猫も体調を崩しやすい季節です。

 

ここ数日、我が家の猫の「ひょう」の猫風邪疑惑についても

ブログに書いて来ました。

はやり始めるこの季節にまた猫風邪についてお伝えしようと思います。

 

猫風邪という言い方だと、人間のただの風邪のような印象で、

病院に連れて行かなくてもそのうち自然に治る…

そんな風に思われがちです。

 

でも実際は人間に例えるなら、インフルエンザのイメージです。

人間でもインフルエンザになると普通の風邪より重症になりますよね。

猫風邪はまさにその威力のあるウィルス感染です。

 

なので、この猫風邪を引かせない、引いても軽症で

済ませるために必要なのがワクチン接種になります。

 

ワクチン接種をしたら絶対に発症しないという訳では

ありませんが、重症化する可能性は低くなります。

 

特に2匹以上の多頭生活をしているお家や、

猫さんが外出自由になっているお家、

またお庭に外猫さんが定期的に来ている場合は、接種が必要です。

 

予防接種の種類ですが、完全室内生活の猫さんなら3種混合が一般的です。

猫用ワクチンもどんどん進化し、現在は生ワクチンが主流で

以前の不活化ワクチンと比べて副作用がグッと減ったそうです。

 

もしお外に出る機会がある猫さんなら、4種混合や5種混合など、

数種類ありますので、かかりつけの獣医さんと相談しながら、

適した薬剤を選んで行きましょう。

 

また、以前にもお伝えしましたが、年齢や個体差によっては

毎年接種ではなくても良い場合もあります。

 

それを知るためにはワクチン抗体価検査を受けます。

ワクチン抗体価検査とは、体内に今現在どれくらいの抗体が

残っているかを調べる検査です。

 

毎年接種が必要なのか、数年に1回で良いのか、

気になる場合は検査をしてもらうとワクチン接種の目安になります。

 

もちろん、ワクチン抗体価検査には費用がかかりますので、

気になった場合はまず、獣医さんに相談してみましょう。

 

過去に一度でも猫風邪に感染すると、回復後もウイルスは猫の体内に潜伏します。

完全にウイルスが体内から排出される、という訳ではないので、

回復後も季節の変わり目、朝夕の寒暖差些細なことで、

体力が低下したり免疫力が弱まった時に、猫風邪が再発することがあります。

 

今の時期でも朝晩気温が低い時間だけ、エアコンやホットカーペットを使用したり、

猫さんの寝床やベッドにもふもふの温かいマットなどを用意し、

冬本番に向けての準備を整えて行きましょう。

 

特に高齢猫さんがいるお家は要観察、要注意をお願いします。

 

そして、1日に数回、連発のくしゃみをしたり、

くしゃみをした時に鼻水が飛んでいる場合は、多頭生活の場合は

速やかに隔離し、出来るだけ早めに病院を受診しましょう。

 

軽症の状態で抗生剤の投薬や点眼点鼻薬で、

重症化するのを防げますし、猫も人も少ないストレスで済みます。

 

猫風邪、ワクチン接種などわからないことやご心配なことが

ありましたら、いつでもねころんにご相談下さい。


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