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ねころんブログ

猫の発情期の季節はいつ?あなたの保護で救える命があります

気になる世の中の猫ばなし: 2022/02/03

毎年恒例になりつつある、このお知らせですが、

猫に関心のある方には共有したいお話なので、

今一度確認の意味を込めて、読んで頂けたらと思います。

 

2月から3月は1年で1番大きな猫の恋の季節です。

特に未去勢、未避妊の子たちにとっては発情期として、

その行動がとても活発になる季節です。

 

これから春先にかけて、普通のケンカとは違った、

ただならぬ発情期独特の鳴き声が聞こえると

少しドキッとしますよね。

 

私は近所で猫の激しいケンカの鳴き声が聞こえると

ついつい反応してしまい、外に様子を見に行く事、良くあります。

 

ただのケンカでも気がかりなのに、発情期の声となると更に

心配度合いが上がります。皆さんの周りに、心配な外猫はいませんか?

 

猫の発情期の季節

そんな猫達の恋のシーズン、発情期はどの季節?

そしてその後の出産時期はいつ頃?

目安となる時期をお伝えします。

 

メス猫の発情期と出産時期
  • 2月から4月  最大の恋の季節
  • 6月から8月  次に大きな恋の季節

そして、メス猫の妊娠してから出産までの期間は60〜70日(約2ヶ月)

と、いうことは上記の発情期を考えると

  • 4月から6月  春の子猫誕生
  • 8月から10月 夏の子猫誕生

と、なります。

 

これからの季節、お家の近くで発情期独特の鳴き声が聞こえて来たら…

その2ヶ月後にはご近所のどこかで新しい命が誕生している可能性が高いと思って下さい。

 

なぜなら猫は、交尾排卵動物だからです。

 

メス猫はオス猫と交尾した後に排卵しますので、

この交尾の後、排卵するという特性が、90パーセント超えると言われる

高い妊娠率につながります。

お家の近くに発情期を迎えてるメスがいる=妊娠の可能性が高い、のです。

 

出産を迎えた親子猫に出会ったら

ではご近所で親子猫に出会ったり、存在を確認出来たら…

私の経験から、子猫の保護は比較的出来ることが多いのですが、

問題はその子を産んだ母猫です。

 

子育て真っ最中の母猫はとてもナーバスで気性が荒くなっています。

よほど慣れている場合は別ですが、簡単には捕獲→避妊手術という訳には

いきません。

 

そんな時はまず、お住いのエリアの区役所、市役所、保健所などの

飼い主のいない猫、地域猫の取り組み情報を調べましょう。

ここ数年積極的に地域猫活動をする自治体も増えてきています。

 

また、お住いのエリアで保護団体、地域猫活動をされている団体が

あるか、確認してみましょう。

 

経験を持っている団体やボランティアさんに相談することで、

捕獲の方法はもちろん捕獲器を貸してもらえたり、避妊去勢手術をする

病院を紹介してもらえたりすることもあります。

 

責任をもってご協力を!

そして、ここで大切なのは決して保護団体さんやボランティアさんに

丸投げしない事です。

 

あなた自身が助けたいなら、一緒にTNR活動に

参加してみましょう。自分にできる事はないか、隣の方たちと協力しあえる事はないか、

小さな活動が不幸な子を増やさない事にも繋がります。

 

私の暮らしているエリアはありがたいことに行政が地域猫活動を積極的に

後押しをしてくれている事もあり、ここ数年、ボランティア活動に

登録する住民が増えています。

 

気になっている方は是非一度、自分の暮らしているエリアの自治体、

保護団体、ボランティアさんを

探しておくといざという時に慌てないで済みますね。

 

救える命は助けてあげて!

そして、今一度ねころんからのお願いです。

この記事を読んで下さっている皆さんはどなたも猫アンテナが

ピンッと立っている方だと思います。

 

春先の発情期の季節を経て、もしご近所で生まれた子が、母猫とはぐれたり、

育児放棄で置いていかれていたら、どうか保護してあげて下さい。

優しい救いの手を差し伸べて下さい。

 

命を救う、助ける、保護する…責任重大です。

20年以上保護活動をして来た私でも子猫に出会った一瞬は、

どうしよう…と、焦ります。

でも、毎回保護して良かったと思っています。

 

もし、お家で飼う事が出来ない時は里親さんを探して

小さな、尊い命をつないであげて下さい。

 

新しい家族のもと、大事にされ、可愛がってもらい、暑さ寒さを耐えることなく、

交通事故の心配もなく、空腹やケンカに怯えずに終生室内生活で

安心して暮らしていける子が増えて欲しい。

 

そしてその子を迎えてくれた家族は癒され、一緒に幸せになり、

楽しい生活を送ることが出来ます。

 

私も毎年、春先に子猫との出会いがあるかもしれない…

そうドキドキしながらこれからの季節をいつも以上に

猫アンテナを立てながら、過ごします。

 

ご近所の猫仲間さんたちとも情報交換を頻繁に行い、

この野良猫にとっての最大の恋の季節を見守っていきたいと思います。

 

さいごに

もし、子猫を保護したけど育て方がわからない、

お困りの事、お悩みがありましたら、ねころんにご相談下さい。


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