ねころんブログ
レジリエンスを高める方法と猫と働くすすめ
猫とはたらく: 2023/05/22
いまの時代、社会やビジネスの場でも「ストレス」についてよく耳にするかと思います。
小さなストレスでも日々積み重なれば、ボディブローのようにじわじわと効いてくるもの。
近年はレジリエンス(=精神的な回復力)といった言葉もよく聞くようになり、
どうすれば高めることができるか、病気になりにくい心身や環境づくりに注目が集まっています。
そこで今日は、レジリエンスを高める方法についてお話していきます。
一般的な方法から、弊社がおススメする「猫と働く」こととその理由についてお伝えします。
レジリエンスを高める方法
まず、一般的には下記のような方法があげられます。
自己診断をする
自己分析で自分を客観的に見つめなおすことで、価値観や強み/弱みを知り、ストレスと感じる原因と対策を考えることができます。
ビジネスの場では、エニアグラムやストレングスファインダーなどが自己分析でよく活用されていますね。
さらにはその分析結果を可能な範囲で周囲と共有し合うことで、お互い接し方のヒントにも活用することができ、ストレスの根本からも減らすことが可能になります。
自己効力感を高める
自己効力感は、簡単に言えばポジティブな感情で物事を捉えるとよい結果を導ける、といった概念です。
何事も「自分ならできる」「あの時だって成功できた」「自分と同じ境遇の人もうまくやった」と考えることが、
困難な状況でも立ち上がる原動力、すなわちレジリエンスを高めることにつながります。
プロに依頼する
プロに依頼して、レジリエンスを高めるフォローをしてもらうのも一つでしょう。
組織やチーム全体へ、ワークなどのトレーニングを実施してもらうことも可能です。
お金はかかりますが、目に見えて効果を実感したいときなどは考えてみるとよいでしょう。
心理的安全性を高める
近年、生産性をあげるうえで非常に注目されている心理的安全性。
心理的安全性が高い環境ほど自然体でいられることができ、会議などでも遠慮なく発言することができます。
レジリエンスの観点でも心理的安全性は重要で、
自然体でいられる環境→ストレスがかかりづらい→精神的に回復しやすい、と考えられます。
レジリエンスを高めるなら猫!
ここまで一般的な方法をお伝えしてきましたが、私たちとしては「猫と働く」ことが、
レジリエンスを最も高めてくれる取り組みだと考えています。
その理由について、お伝えします。
理由①|無意識に心理的安全性が確保される
さきほど、レジリエンスを高める方法の一つとして心理的安全性をご紹介しました。
猫がいる環境で仕事をすると、猫がその心理的安全性を勝手に高めてくれます。
猫を眺めたり撫でたりすると、私たちの中で「愛情ホルモン」オキシトシンや、「幸せホルモン」セロトニンが分泌されます。
これらが私たちの不安を和らげ、心を整えてくれます。
また、同じ職場といえど、業務であまり関わりがなかった人と仕事をするときは気疲れやストレスを感じるもの。
そんな時、日ごろから猫がいれば、相手がどんな人なのか、猫を通じて別の面を垣間見ることができます。
少しコミュニケーションとりづらいなと感じる相手が猫にタジタジになっている、
そんな姿を見るだけで、心がスッと軽くなるのは容易に想像できるのではないでしょうか。
理由②|アニマルセラピー効果が得られる
アニマルセラピーというのは、動物との触れ合いで人々の心を癒そう、という取り組みです。
医療から介護、教育の現場まで、幅広く取り入れられています。
海外ではビジネスでも積極的に取り入れられていて、アメリカでは約17%が、イギリスでは約8%がペットフレンドリーな企業だと言われています。
企業の顔ぶれもGoogleやAmazon、P&Gなど、世界的に有名な企業も名を連ねており、
アニマルセラピーに大きな効果を感じているのは間違いないでしょう。
アニマルセラピー効果の詳しい内容については下記記事にまとめていますので、
よろしければこちらをご覧ください。
https://www.nekoron.com/blog/1803/
理由③|仕事モードをオフにしてくれる
日々の仕事の中にストレス解消を組み入れるのは難しく、オフタイムで解消するしかありません。
しかしそのオフタイムも、今の時代は携帯端末で24時間いつでも誰とでも繋がりつづけています。
これでは車のアイドリングと同じで、常に心のどこかが「仕事ON」になっているようなもの。
プライベートといえど完全にリラックスすることは難しく、本当の「オフ」にするのは意外と難しいのです。
そこで猫がいれば、「オンタイム」のすき間時間でも、仕事のモードを「オフ」に切り替えてくれます。
キーボードを打っていてふと横を見ると、ねこがこちらをじっと見ている。
あるいは、ねこが甘えた声を出しながら、トコトコあるいてくる。
思わず撫でることで、仕事モードが「オフ」になります。
まとめて時間を取るのは難しい多忙な現代では、細かいオフ時間の積み重ねによる累積効果を狙うことがとても大切です。
さいごに
いまの時代、様々な仕事や生活環境がありますが、ストレスの全くかからない環境というのはない、といっても過言ではないでしょう。
そのため、今後もさらにレジリエンスの重要性が上がることと考えられますが、
これからはこうした「仕事中に癒されながら働く」という仕組みも発展していくのだと思います。
ねこという名の産業医、ビジネスに取り入れてみようかなと思った方は、
お気軽に弊社へご連絡ください。
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