ねころんブログ
知ってほしい、『アニマルホーダー』という言葉
気になる世の中の猫ばなし: 2017/08/17
こんにちは、ねこ生活アドバイザーのかばきみなこです。
夏真っ只中、8月がスタートしました。
週末ごとに各地で花火大会なども開催され、夏を感じている私です。
今日は少し重いお話をしますが、どうぞお付き合い下さい。
皆さんは、『アニマルホーダー』という言葉を知っていますか?
聞いた事がありますか?
近年、やっと日本でもアニマルホーダーへの関心、認識が高くなってきました。
ですが、まだまだ認知度は低く、「知らない」、「初めて聞いた」という方が
大勢いるのが現状です。
この機会に是非、皆さんに知ってもらいたいんです。
皆さんのお家の猫ちゃん達の様に、医食住の環境が整い、
たくさんの愛情を受けて幸せに暮らしているの猫ちゃんとは違った環境にいる猫達のことを。
アニマルホーダーとは、異常に動物を集め、完全にキャパオーバーなのに
飼ってしまう、病的な動物コレクターのことです。
アニマルコレクターとも呼ばれる、過剰多頭飼育者です。
アニマルホーダーのホーダー(hoarder )とは、
物を捨てれずに溜め込んでしまう、しまいこんでしまう人、
片付けられない人の意味で、アニマルホーダーは猫や犬など、
どんどん連れてきて抱え込んでしまう人を指します。
犬とは違い吠えず、鳴き声も比較的小さく、家に隠しやすい猫を
収集するボーダーが多くなって来ていると一部では言われています。
動物の精神的・医療的なケアが不十分、健康管理が出来ていない、
ただ連れて来て、家に入れるだけ、これは保護でも無ければ
正しい意味での飼育でもありません。
適量の食事も与えず、去勢避妊手術もせず、トイレのしつけもしない、
ネグレクト(飼育放棄)以外の何物でもありません。
そして崩壊した多頭飼育はたくさんの動物を不幸にしてしまいます。
アニマルホーダーについて、一人でも多くの方に現状を知って頂けたら…と思い
メルマガで取り上げてみました。
次回また、引き続きアニマルホーダーのお話をさせて頂きたいと思います。
何か気になった事がありましたら、いつでもHPよりご相談下さい。